図書館で本多静六の「人生と財産―私の財産告白」を借りて読んでいる。
バリュー投資家ならぜひ読むべき本。
この本の中の有名な言葉が
「好景気、楽観時代には思い切った勤倹貯蓄」(すなわち金を重しとする)
「不景気、悲観時代には思い切った投資」(すなわち物を重しとする)
だろう。
本多流の3原則に
1、収入の4分の1を天引き貯金
2、いくらか貯まったら、投資に回す
3、無理をしないで最善を尽くし、辛抱強く時節の到来を待つ
とも書かれている。
この
辛抱強く時節の到来を待つ
というのが大事なんだ。
私のような小市民投資家にとって、現在の楽観時代、好景気時代には投資すべきタイミングではない。
あと1年か2年、5年かもしれない不景気の到来に向けて、今はコツコツとタネ銭を蓄え、派遣村が出来るような、失業者が街にあふれるような時代まで投資はすべきではない。
3、無理をしないで最善を尽くし、辛抱強く時節の到来を待つ
この言葉を決して忘れてはいけない。
まだ今は投資する時期ではない。