コロナウィルスが世界的な大流行になっています。
2020年3月28日時点での感染者数が世界で60万人を突破したそうです。
イギリスではジョンソン首相や保健相も陽性だったことが分かりました。
世界中で目の敵にされているコロナウィルス。
しかし、コロナウィルスだけが悪者なんでしょうか？
コロナウィルスにも、言い分はあると思うんです。
今回はそんな彼らの気持ちになって考えてみました。
コロナウィルスはウィルスです。
「ウィルス」の特徴としては
・細胞や細胞膜を持たず自己増殖できないため、宿主に寄生するしか生きられない
・DNAやRNAといった遺伝子は存在する
があげられます。
「ウィルス」は、生物と無生物の中間的存在だそうです。
そうなると気になるのが、
・彼らは生きているのか、死んでいるのか？
・意識は存在するのか、しないのか？
ということです。
「人類は脳があるから、脳が意識を生み出す。」
そう考える人も多いでしょう。
では、クラゲはどうでしょう？
クラゲには、脳も心臓も血管もありません。
しかし、クラゲもお腹が減ったと感じることもあるでしょうし
眠りたいといった原始的な意思は持っているはずです。
私のスタンドに聞いてみたところ、やはりコロナウィルスにも意思が存在するそうです。
ウィルスという「存在」そのものが意思を生み出しているんです。
人類には高度に発達した脳が存在するため、善悪を考えたり、利他の精神を持つことも可能です。
しかしウィルスには脳はなく、DNAやRNAという遺伝子しか存在しません。
ウィルスの思考には、理性はなく、むき出しの本能のみが存在しています。
その本能とは
ただ自分が生き残りたい、自分たちの数を増やしたい
というものです。
コロナウィルスも、死ぬのが嫌なんです。
人類と同じですね。
でも彼らは宿主（人類）の中でしか存在できない。
毒性を強くしすぎると、人間が死んでしまい、自分たちも生きてけない。
そのため致死率を低くして、しかし感染力を強めることで、自分たちを増やすことができる。
そう考えると、コロナウィルスの致死率が低い理由も分かります。
自分たちの願望を実現するため戦略的に行動していることをみると、とても賢い存在といえます。
じゃあコロナウィルスはパンデミックを引き起こして、何がしたいのでしょうか？
たぶん何も考えていません。
自分たちが増えればいいんです。
周りのことは気にしない。
これって何かに似ていませんか？
そう人間です。
映画「マトリックス」の中でエージェントスミスがモーフィアスを尋問している最中に言い放ったセリフがこちらです。
Human beings are a disease, a cancer of this planet.
人類の分類を試みていた時だった。
人類は哺乳類ではないことに気づいたのだ。
この星の全ての哺乳類は、無意識に周囲の環境と調和を取って発展してきた。
だが人類は違う。
ある地域に移動すると、人類は自然の資源を使い尽くすまで増殖する。
そして生息地域を広げることで生き延びてきた。
同じような生きる有機体が、この地球上にももう1種類いる。
わかるかね？
ウィルスだよ。
人類は病気なのだよ。この星の癌だ。
君たちはペストで、我々が治療するんだ。
というセリフです。
コロナウィルスばかりが悪者にされていますが、地球という生命体から見た場合、人類はコロナウィルスに劣らない、いやそれ以上に劣悪な存在といえます。
アマゾンの熱帯雨林の大量伐採やレジ袋による海洋汚染、石油や石炭といった化石燃料を使用した経済活動。
株価がどれだけ上がったか、下がったかはニュースになっても、人類が地球にどれだけ負荷を掛けているかは大きく報道されることはありません。
地球温暖化の原因になっていることは、100％人類の仕業です。
パンダやゾウやキリンが地球温暖化の原因となる活動をしていますか？
していませんよね。
人類も300年前までは、自然環境と調和して生きてきました。
21世紀になりスマホやインターネット、AIといった人力できることの数十倍、数百倍のレバレッジを効かせて活動するようになりました。
これがいけないんです。
「地球」という生命体の許容範囲を大きく超えて活動している現在。
「地球」がこれ以上、自分を苦しめるウィルス（人類）を絶滅させるために放ったのがコロナウィルスだった。
と考えるのが、もっともすんなりときます。
今回のコロナウィルスでリーマンショックを超える不況が発生すると言われています。
しかし、これは地球を守るためには必要な出来事なんだ、そう感じるようになります。
