「ジョジョの奇妙な冒険」が好きな理由。
それはモブキャラが話す言葉が魅力的だからだ。
第5部に登場するアバッキオの同僚だった元警官もその一人。
アバッキオがあの世で再会した時に、彼が言った言葉がとても好きだ。
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』 第28話より 「真実に向かおうとする意志」
そうだな、わたしは「結果」だけを求めてはいない
「結果」だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ。
近道した時、真実を見失うかもしれない。
やる気も次第に失せていく。
大切なのは「真実に向かおうとする意志」だと思っている。
向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう?
向かっているわけだからな、違うかい?
この言葉を聞いてどう思う?
2017年のバブルの頃、50万円で株式投資を始めて
「10年以内に億り人になってやる!」
と意気込んで株を始めた俺には耳の痛いセリフだ。
ネット社会になってからは、レバレッジを効かせて元本の何倍もの利益を短期に求めるようになった。
結果だけを求めて、効率的な近道ばかり探す。
でも俺だけじゃやない、社会のみんながそうだ。
しかし、結果を重視しすぎるその行動こそ、自分自身を心(真実)から遠ざけてしまうことになる。
現在の境遇を嘆いて、社会のせいにするのは簡単だ。
しかし、そこであきらめてはいけない。
医学部を目指している受験生がいるとする。
「結果」として求めるのは、医学部合格だ。
でも「結果」だけを求めてはいけないのだ。
この場合、真実に向かおうとする意思が「医者になって、アフガニスタンで殺害された中村哲さんのように活躍したい」というものならば、時間はかかっても、いつか必ず結果(医学部合格)にたどり着けるだろう。
でも残念ながら、多くの受験生が
「医者になって金儲けをしてベンツやクルーザーを買うんだ」
という意思なんじゃないか?たぶんそうだ。
でも、こんな医者には、俺は診てもらいたくない。
とかく人は楽をしたがるものだ。
俺もそうだ。
少しやった上手くいかなかったら、やーめた、と言って次のことを始める。
だから人生に達成感や充実感が持てないのだ。
死の間際、寝床で自分の生きざまを振り返って思うことは
「真実に向かおうとする意志で行動できたか?」
だと思う。
ビットコインで億万長者になっても、自分が真実から遠ざかる生き方をしてしまったなら、死ぬときには必ず後悔するだろう。
たとえ、この人生で「結果」にたどり着けなくても、次の人生ではたどり着けるはずだ。
だから俺はこれからもブログを書き続ける。
誰にも読まれなくてもね。