こんにちは。俺です。
コロナの緊急事態宣言のせいで、行きつけの1000円カットが休業しています。
前回のカットから2か月。
ボサボサになりさすがに鬱陶しい。
そこでネットで見つけた新しい1000円カット(正確には1,100円)に行ってきた。
カットしてくれたのは60歳過ぎのおじさんだったが、うまく切ってくれた。
おしゃれな若者は不満かもしれないが、俺的にはさっぱりとサラリーマンらしく仕上げてくれて大満足だ。
今度からここにしよう。
ところで俺も昔は1000円カットじゃない、お気に入りの美容院があった。
たぶん3500円くらいだったかな?
お気に入りの理由は、気に入った美容師さんがいたから。
お酒と沖縄が好きな、寡黙な女性だった。
でも、その人がお店をやめてしまった。
それ以来、その美容室はやめて、他の美容室を転々としたけど、どの店も長続きしなかった。
なぜなら美容師がカットの最中にいろいろと話しかけてくるからだ。
俺はカットの最中に話しかけられるのが大嫌い。
初めて行った美容室だと美容師さんから
「趣味はなんですか?」
「今度の連休はどこか行くんですか?」
とか聞いてくるじゃないですか。
その時、俺は
そういう質問いらないから早く切れ!カットに集中しろ!
と思うのです。
俺はお前と話しをしたいのではない。
かっこよくカットしてほしいだけ。
雑談みたいな無駄なことせず、ハサミをチョキチョキ動かせ!
と思うのに、誰も気づいてくれない。
それなのに美容師さんは俺の気持ちも知らずペラペラ話しかけてくる。
俺は自分の気持ちや思いを言葉にするのが苦手。
ありきたりな話題だと会話できても、俺のプライベートなことに話題が移るとダメ。
なんで初対面のお前に話さないといかんねん!
とパニック。
すると、いつの間にか額から「タラー」と一筋の汗が。
すっぽりかぶっているマントのようなもの(ケープというらしい)のせいで、汗を拭こうと思っても拭けないし。
「緊張するな、緊張するな」
と思えば思うほど、逆効果。
顔から、胸から、背中から全身から汗が噴き出してくる。
真夏のクーラーがガンガン効いた部屋でも、俺一人だけ汗ダラダラ。
恥ずかしくて逃げ出したいけど、ケープのせいで逃げられない。
店員さんも途中で気づいて、タオルで汗を拭いてくれたり
「エアコンの温度、下げましょうか?」
と聞いてくれるんだけど、それも逆効果。
「こいつ、こんな寒い部屋なのに、なんで汗かいての?」
と思われてると思うと、余計に汗が止まらない。
結局、俺の中の水分が出尽くす頃に、なんとかカットは終了。
へとへとになって席を立つと、そこには俺の汗が水たまりのように・・・
なんか、次のお客さんに申し訳ないと思いながら、逃げるように店をでる。
そうして二度と同じ店には行けないのです。
最近、1000円カットに通う理由は、店員さんが無駄な話をしないから。
男は黙ってチョキチョキ。
これがいいんです。